巨人・菅野、無念の降板 マメつぶした

 「巨人1-1DeNA」(22日、東京ドーム)

 無念の降板だった。リーグ27年ぶりとなる3試合連続完封を期した巨人・菅野が7回無失点ながら右手中指のマメがつぶれた影響で、八回からマシソンにマウンドを譲った。残り6アウトで記録達成を逃したエースは「二回からつぶれていた。つらい決断だった」と悔しさをにじませた。

 完封を期待できる内容だった。被安打はわずかに2。三塁も踏ませず、7回まで89球と余力は十分に残していた。「全体的に内容は良かった。狙ったところにも投げられていた」。その言葉通り、3月31日の対戦で一時は同点となる3ランを浴びた筒香を単打1本に抑えた。

 勝利投手の権利を残し、救援陣に後を託したが、九回に沢村が同点被弾。リーグトップとなる4勝目が消えた。高橋監督は「もう少し行けるなら行かせるつもりだった」と振り返りながらも、「何も言うことないピッチングでした」とその投球をたたえた。

 延長に入り、山口、田原誠が踏ん張り今季2度目のドロー。菅野の登板試合は今季5戦負けなしとなった。今後の登板について本人は「問題ない」と話しており「まぁ、負けなかったって言えばいいのかなあ」と指揮官。エースの記録達成こそならなかったが、その表情はサバサバとしていた。

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