歌手のクリス・ブラウン(27)が、現地時間8月30日に武器での暴行容疑で逮捕され、その日の夜に25万ドル(約2575万円)を支払って釈放された。

 現地時間30日の午前3時頃にカリフォルニア州ターザナのクリスの自宅に、銃を向けられて脅されたという女性の通報を受けた警察が駆けつけた。クリスは家から出ずに、警察が家を囲む事態が数時間続いて、その様子がニュース番組で生放送されていた。その後クリスの弁護士が到着し、警察が中に入って、クリスも外に出てきていた。そして、クリスは武器での暴行容疑で逮捕された。被害に遭ったというのはミス・カリフォルニア・リージョナル2016に輝いたベイリー・キュランさんという女性で、ベイリーさんはその家で時計やネックレスを売っていた男性のジュエリーをほめたところ、クリスに銃を向けられて「出て行け!」と言われたために出て行ったと主張している。

 そして、クリスが30日の夜に25万ドルを支払って釈放されたとゴシップサイト「E!ニュース」は伝えた。クリスの弁護士はツイッターに「皆さんからのサポートと善意に感謝します。クリスは出ることができて、大丈夫です。彼に対しての申し立ては明らかに事実ではありません」とつぶやいている。また、その日クリスの家でタトゥーを入れていたラッパーのレイ・ジェイはインスタグラムに動画を投稿し、「人々は間違った話をかなり膨らませる」「俺はクリスをサポートしているよ」とクリスの無罪を主張した。

 ベイリーさんは今年7月に契約違反でミス・カリフォルニア・リージョナル2016のタイトルを剥奪されており、大会側は何度も王冠とサッシの返却を要求しているが、拒否されていると表明。また、ベイリーさんは2013年にニューヨークで女性の財布を盗んだ疑いがあるとして調査の対象となっていることが分かった。そのため、ベイリーさんの主張を疑う人々の声が多くなっている。【ハリウッドニュース編集部】