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台湾の巨匠ホウ・シャオシェン不朽の名作、デジタルリマスター版で世界初上映

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『冬冬(トントン)の夏休み』
『冬冬(トントン)の夏休み』 - (C)A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan

 台湾の巨匠ホウ・シャオシェン監督の不朽の名作『冬冬(トントン)の夏休み』(1984)と『恋恋風塵(れんれんふうじん)』(1987)が、デジタルリマスター版として5月より公開される。

 新宿K's cinemaで開催されている特集上映企画「台湾巨匠傑作選2016 世界の映画作家に影響を与え続ける台湾ニューシネマの世界」(6月10日まで)では、気鋭の映像作家を生んだムーブメント“台湾ニューシネマ”を代表するホウ監督やエドワード・ヤン監督、ツァイ・ミンリャン監督作に加え、新作ドキュメンタリー『台湾新電影時代』や是枝裕和監督による劇場初公開のドキュメンタリー『映画が時代を写す時 - 侯孝賢とエドワード・ヤン』を含む23本を一挙上映。

 そして5月からは、ホウ監督の青春シリーズ『冬冬(トントン)の夏休み』『恋恋風塵(れんれんふうじん)』が約30年の時を経てデジタルリマスター版で蘇ることが決まり、台湾映画の魅力にどっぷりつかれる機会となりそうだ。どちらも世界初のDCP上映(デジタルシネマ上映)で、とりわけ『冬冬(トントン)の夏休み』は台湾の倉庫で見つかった状態の悪いネガを日本のエキスパートが修復し、世界に先駆けて実現したデジタルリマスター版の上映となる。(編集部・小松芙未)

映画『冬冬(トントン)の夏休み』『恋恋風塵(れんれんふうじん)』は5月21日より渋谷ユーロスペースにて2週間限定公開(その後、全国順次公開)

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