お笑い芸人渡辺直美(28)が15日、都内で、初のワールドツアー「Naomi Watanabe WORLD TOUR」を発表した。

 来月2日から米ニューヨーク、ロサンゼルス、台湾で3公演を行う。今年、デビュー10年目の渡辺は「初心に戻ってやりたい。ビヨンセのパフォーマンスでテレビに出られるようになったので、原点に戻ってビヨンセのパフォーマンスもやります。お客さんには、お酒を飲みながら楽しんでいただければ」と話した。

 100キロのボディーでハードなダンスを見せるおかしさは、言葉の通じない海外でも理解されている。すでにニューヨーク200枚、ロサンゼルス400枚、台湾1000枚のチケットは完売している。「『こいつ、誰?』っていう、怖いもの見たさなんでしょうね。でも、アメリカに行ったら、私なんてガリガリなんですよね。むしろ、もうちょっと太ってから行こうかな」と笑った。

 一昨年に3カ月間、ニューヨークに留学。台湾は母親の母国だ。「英語は中学生レベルですから、台湾とニューヨーク、ロサンゼルスでは内容を変えようと思います。ニューヨーク、ロスではパフォーマンス多め、台湾はおしゃべりで。なんで日本より先に海外ツアーをやるんだという声が聞こえてきそうですけど、日本では来年にツアーをやります。海外で磨いた私を見せたいです」と話した。

 デビューからの10年を振り返り「よく10年続いた。凝縮した10年だった。次の30歳から40歳への10年に向けて、自分から動こうと思った」。今でも、営業先ではハードな踊りを続けている。「結構、ボロボロ。28歳の体じゃない。20代の体の動くうちに、いろいろ挑戦したい。ツアーの最中にすてきな彼氏を見つけられたらいいですね」と、夢見る乙女の顔になった。