リオ五輪ゴルフで日本代表ヘッドコーチ(HC)を務めた丸山茂樹(46=セガサミーHD)が29日、2020年東京五輪へ向けて持論を展開した。

 日本代表HCとして2週間、男女両方の戦いを見守った丸山が抱いた感想は「団体戦のほうがいい」だった。ゴルフでは2年に一度、米国と欧州が対戦する団体戦「ライダーカップ」が開催され、熱狂的な盛り上がりを見せる。丸山自身も伊沢利光(48)とペアを組んだ02年のW杯で「世界一」となった経験を踏まえて、リオの個人戦より東京では国別対抗のシステムに変更したほうがいいのでは…というわけだ。

 リオ五輪では男子400メートルリレーで銀メダルを獲得したことも例に挙げ「日本は団体戦のほうが力を発揮できるのでは」とも指摘。今年11月に開催されるW杯では、松山英樹(24=LEXUS)と石川遼(24=CASIO)がペアを組む。これも「2020年に向けていいのでは」と期待しており、東京五輪での団体戦開催へ“ドリームチーム”が編成されるきっかけになればいいという。

 この日は自身が主催するジュニア大会の会場を訪問。小5~高校生までの121人がプレーする姿を見て「この中から五輪選手が出てくれたらうれしいですね」と話した。