パックンが第2の故郷に恩返しだ。パックンことタレントのパトリック・ハーラン(45)が11日、東京都内で開催された「福井市フェアin東京」のオープニングイベントにビデオ出演し、93年の来日から2年半を英会話教師として過ごした福井市のサポートを宣言した。

 米ハーバード大卒のパックンは最近、米大統領選関連の報道番組に引っ張りだこ。多忙の中、この日もビデオでメッセージを寄せる形となったが、「第2のふるさとである福井市を一生懸命PRしたい」と、12日から都内各地の飲食店でスタートする同フェアをアピール。「県外のみなさんにぜひ福井のライフスタイルを味わっていただきたい」と熱く語った。今年7月には福井市観光大使にも就任している。

 イベントには東村新一市長らが出席。福井出身の歌手、青山ひろしも新曲「越前水仙岬」を披露した。

 同フェアは越前ガニなど福井特産の食材を使用した特別メニューを61店舗で30日まで提供する。食材は福井米コシヒカリ、へしこ、せいこがに、イノシシ肉、六条大麦など13品目。問い合わせは福井市・東京事務所(03・6457・9181)。