仏女優マリオン・コティヤール(41)が、不倫相手とうわさされた米俳優ブラッド・ピット(52)と共演した映画「マリアンヌ」のぬれ場シーンの撮影について語った。2人は同作での共演がきっかけで不倫疑惑が浮上し、妻で女優のアンジェリーナ・ジョリーが浮気の証拠現場を押さえるために探偵を雇ったなどと言われていた。コティヤールはピットとジョリーの離婚発覚後に長年交際しているパートナーとの間に第2子を妊娠していることを公表し、ピットと不倫疑惑を全面否定していた。

 テレビのトーク番組に出演したコティヤールは、「50人もの人やカメラが見ている前で奥さんとベッドインしているのを想像してみて?それでも官能的だって思うかしら?」とコメント。「こんな(ゴシップ)ことにエネルギーをつぎ込んだりしないわ。素晴らしい監督や役者と一緒に仕事ができて素晴らしい経験だった」と語り、改めてピットとの不倫疑惑を否定した。16日にニューヨークで行われた記者会見でも、「次はこうして、その後は彼の上に乗って、キスをして・・・ってやっていたら、すごく変な感じがして、お互いに笑ってしまったわ」とピットとのぬれ場の撮影を振り返り、官能的ではなかったと語っていた。第2次世界大戦を舞台に実話を基にした極秘諜報(ちょうほう)員と仏軍レジスタンスのロマンスを描いた同作は、23日に全米公開され、日本では来年2月に公開を予定している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)