時事ネタや社会風刺ソングで知られる嘉門達夫(57)が18日、大阪市内で、読売テレビの森たけしアナウンサー(56)の熱い思いを受けて制作した「崎陽軒シウマイ弁当」応援ソングを披露した。

 森アナは読売テレビ「朝生ワイド す・またん!」の進行を務めており、嘉門も年数回、定期出演してきた。2人は同弁当のファンで、森アナは自著にも記しており、これを知った嘉門が2人で横浜の崎陽軒へ直談判。勝手に作った応援ソングが、社長公認ソングになり、この日、視聴者50人を招待し、同弁当を食べながらの“ランチショー”を開いた。

 2人とも、東京方面へ出張へ行くと、同弁当を食べるといい、中でも森アナは「1度も他の弁当に浮気したことがない。蒸したご飯にシウマイ、卵焼きとか他のおかずも完璧」とアツアツの思いを語った。

 さらに「売り切れてたら地獄」と言い、嘉門はそんな心情を楽曲にし、曲調は「六甲おろしやジャイアンツの応援歌風に勇ましく」仕立てたと明かした。

 嘉門は「テレビ東京で、崎陽軒のスポンサー枠があるのを知ってる」と、下心もあるようだが、数年前からテレビ東京でCM放送している崎陽軒は反応薄。残念ながら「現在は…(嘉門の起用は)予定にない」という。

 嘉門は最近、夏にリリースした「マッシュルームラブ」や、今月9日に発売したばかりの最新曲「炎の麻婆豆腐」など、食べ物をテーマにした作品を手がけており、シウマイ弁当ソングに触発されて「すし、焼き鳥とか、ほかにはパクチーとか、個性の強い食材でも曲を作りたい」。食欲とともに、創作意欲もかき立てている様子だ。

 また、今年の時事ネタについては「最近は、ニュースも日々、色あせていく」と、時の流れの速さを嘆きつつも「ベッキーからSMAPと時系列を追って、最近なら『は・か・たの穴』かな」と、博多駅前の陥没事故をもとに、伯方の塩をもじって即興で一節披露していた。