口からトランプで人気を博したマジシャン・ふじいあきらが２４日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ～スター近況報告～」（木曜深夜０・１２）に出演。ブームの時のＭＡＸ月収や友人にだまされて失った金銭の額を赤裸々に語った。

　口からトランプを出すといった、インパクトあるマジックで人気となったふじい。当時１カ月間にテレビ出演本数は２５本、営業も２３本あったという。２００４年４月にゴールデンタイムのレギュラー番組でコーナーを担当し、半年間出演したおかげで、全盛期の月収は８００万円に達したという。

　番組ＭＣの次長課長・河本準一が「年にしたら、１億近いわけですから」とコメントすると、ふじいは「２年でそれ（１億）ぐらいでしたね」と振り返った。

　売れない時代が長かったため、収入が増えると、東京タワーの見えるところに住みたいと考え、家賃４０万円の東京タワーが目の前という物件に住んだりもしたという。

　急に資産が増えて、管理の仕方が分からず、２０年来の友人で会社経営者にギャラの管理を任せたところ、友人の会社経営が傾いたときに、ふじいのお金を使い込んでいたことが発覚。

　人気がなくなったときのために蓄えたつもりの１６００万円を失った。「結局、お金のことを勉強しないで人に任せたのも悪かった。あんなに稼いだお金がどこいったんだろう」と悔やんでいた。