ダウンタウンの松本人志(53)が、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された歌手ASKA(本名・宮崎重明)容疑者(58)が乗車したタクシー内の映像がテレビ番組で放送されたことについて「下品極まりない」と厳しく批判した。

 4日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」では、ASKA容疑者逮捕に関する報道の過熱ぶりが話題にあがった。その中で松本は、ASKA容疑者が逮捕前に利用したタクシー内の様子を捉えたドライブレコーダーの映像がテレビの情報番組で放送された問題について、「あれは僕は怒ってますね。あれはひどい。あれは犯罪とは別問題。あれは最悪ですよ、下品極まりない」と批判した。

 映像を提供したタクシー無線グループ「チェッカーキャブ」は公式サイトで謝罪したが、松本は「謝罪する前にわかるやろ。タクシーの中でシャブを打ってたんならしょうがないですよ、その映像は流されてもしょうがないですけど、普通に乗客として乗ってる映像を、それを使う側もね、意味わかんないですよ」と憤った。

 さらに松本は、現在では多くのタクシーがドライブレコーダーを設置していることに、「あれは一応、こちらも協力してるわけですよ、犯罪防止に。本当は撮られたくないですよ」との思いを語るとともに、「それをあだで返すみたいなね。もっとペナルティーを重くしてほしい、あのタクシー会社」と不信感をあらわにした。