V6の井ノ原快彦(40)が、人気アイドルでありながら電車を利用していることを明かすも、「誰にも気付かれない」と残念そうに語った。

 井ノ原がMCを務める12日放送のNHK「あさイチ」には映画プロデューサーで作家の川村元気氏が出演。アニメ映画「君の名は。」や「バケモノの子」など数々のヒット作を手がけてきた同氏のプロデュースに対する考えや作品を生み出す発想などについてトークした。

 作家デビュー作で130万部を超える大ヒットを記録した「世界から猫が消えたなら」は、川村氏が携帯電話を紛失してしまったことがきっかけで生まれたという。電車に乗った際、普段見ている携帯電話がないため仕方なしに眺めた窓の外に虹が出ていたことに感動したが、ほかの乗客は携帯電話を見ていて誰1人、虹に気づいていなかった、という体験が基になっていると語った。

 そのエピソードに井ノ原は「それは、わかる」と共感。「僕もたまに電車に乗るんですけど、誰にも気付かれないですよ。みんなケータイ持ってるから」と明かし、「『イノッチいるよー』って。ケータイが世界から消えたら、イノッチに気づけるかも知れない」と自虐的に語った。