水谷八重子(77)ら新派公演「華岡青洲の妻」(来年1月2~23日、東京・三越劇場)の出演者が19日、東京・浅草寺の羽子板市を見学した。

 有吉佐和子原作の舞台で、青州役の喜多村緑郎、嫁の加恵役の市川春猿、娘の小陸役の波乃久里子とともに訪れた母於継役の八重子は「緑郎さんは大事な息子で、今度は大きなお嫁さんをもらいました」と、今公演で新派入りする春猿を歓迎。河合雪之丞を襲名する春猿も「新派に入る、こんなにうれしいことはありません」と話した。