中村メイコ 藤村俊二さんに「さびしくなりました」“昭和九年会”また一人…

 俳優の藤村俊二さんが、1月25日に心筋梗塞による心不全のため、静岡県内の病院で亡くなっていたことが1日、分かった。82歳だった。この日、密葬が営まれ、夜に藤村さんの所属事務所代表で長男の亜実さんが都内で会見した。藤村さんは2015年12月に、体調不良のためナレーションを務めていた日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」を降板し、その後は芸能界を引退状態だった。

 “昭和九年会”からまた1人旅立った。藤村さんは昭和9(1934)年12月8日生まれ。42歳になった76年に、同じ年の長門裕之さん、愛川欽也さんらと発起人になり「厄年も済んだし、みんなで楽しんで社会貢献しよう」と発足したのが九年会だった。

 チャリティーイベントを開催し、藤村さんが経営していたワインバーで集まるなど活動。近年は長門さんが2011年、愛川さんが15年、大橋巨泉さんが16年に天国へと旅立ち、メンバーの訃報が続いていた。

 同会の女優・中村メイコ(82)は本紙の取材に「ダンディズムを持った男が九年会にはたくさんいました。その中でも昭和のプレーボーイ人生を全うした“不良”。おヒョイのような男は2度と出て来ない」と故人をしのんだ。

 同じ東京・成城に住んでおり、会ができる前から親交があった。テレビの黎明(れいめい)期から活躍する中村を、藤村さんは「大先輩」と呼んでいたという。

 幾度も大病を経験した藤村さんは「僕の中は内臓がなくて、がらんどうだ」「いつ死んでもおかしくないんだ」と言っていたという。中村はメンバーの相次ぐ逝去に「さびしくなりましたね」と声を落とした。

 同会では俳優の財津一郎(82)、森山周一郎(82)らが存命。

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