覚せい剤取締法違反の罪などで有罪判決を受けて執行猶予中のASKA(58)がテレビ出演したことに、“夜回り先生”こと教育者の水谷修氏(60)は激怒。そのほかのコメンテーターからも時期尚早だと指摘する声があがった。

 ASKAは15日、地元・福岡などで放送されるテレビ西日本「ももち浜ストア夕方版」(午後4時50分)に生出演。新曲「FUKUOKA」を披露したほか、同局アナウンサーのインタビューに約10分間答えた。

 16日放送のTBS系「白熱ライブ ビビット」では番組内容を伝えたほか、番組終了後にASKAを直撃した模様を放送した。

 女優の真矢ミキは、「(テレビ出演が)早いというよりも手順がね。信用というもの(を回復させる)には時間と手順があって、それが自粛っていうことなんじゃないか」と、復帰は時期尚早だとの考えを示し、「世間との温度の違いをしっかり受け止めて。地元の方って優しいし、ファンの方って優しい。でも、その意見だけじゃないっていう世間に目が向いたらいいですね」と語った。

 TOKIOの国分太一は、同じく覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けた元プロ野球選手清原和博氏を例に挙げ、「清原さんが(執行猶予中に)野球の解説をやっていたら、やっぱりちょっと違和感があるのかなと思ってしまう。そう考えると本業に戻るのはちょっと早すぎたのかな」と真矢に同調した。

 水谷氏は「怒ってます。『ふざけるな』です」と嫌悪感あらわ。「執行猶予っていうのは、本来、刑務所の中にいなきゃいけないのを、家族とか色んな人がいるから『外でもう1回、反省しなさい』と。でも、外で刑務所の中にいる状況と同じなんですよ」と説明した。

 さらに「これを映したテレビ局も何を考えてるのか。一緒に捕まった彼女はどう思うのか。子どもたちはどう思うのか。この時期は社会奉仕活動をしたり、あるいは家族のために動いたり、迷惑を掛けた人に償い、社会に償う時期でしょ。何の償いもしてない。歌が償い? そんなのは理由にならないですよ。映したテレビ局も許せないし、彼ももう少し考えて欲しい。怒ってます」と語った。