「君は1000%」などのヒット曲で知られ、80年代に活躍した元歌手のカルロス・トシキさん(52)が、現在は母国ブラジルで農業に従事していることを明かした。

 日系3世のカルロスさんは82年に来日し、バンド「カルロス・トシキ&オメガトライブ」などで80年代の日本の音楽シーンを牽引したが、椎間板ヘルニアを患うなど健康上の問題で35歳の時に音楽活動を休止して帰国していた。

 カルロスさんは9日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」にVTR出演し、帰国してから現在までについて語った。「この日本人の顔でサンバをやっても説得力がないと思った」と帰国後は音楽活動は行わず、実家のレストランを手伝っていたという。その後、種を農家に卸す仕事に興味をもち、病気に強い野菜の種を作る会社に就職。今ではブラジルで作られている国産にんにくの種球のシェアがほぼ100%にまで拡大し、カルロスさんは偉大なにんにくスペシャリストの1人とされているという。