元カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(69)に政界復帰の可能性が浮上している。

 複数の共和党関係者が、シュワルツェネッガーが2018年の米上院選挙に無所属候補として出馬する可能性があると語っているもの。地球温暖化や移民問題など米国にとって重要な問題に関してトランプ大統領と意見の相違を強調し、トランプ政権に対抗する可能性があるという。シュワルツェネッガーの代理人は本件に関して正式なコメントは発表していないが、出馬の可能性は否定はしていない。

 2003年から11年まで8年間に渡ってカリフォルニア州知事を務めたシュワルツェネッガーは、オーストリア生まれのために米大統領選には出馬することはできないが、「アメリカで生まれていたら出馬していたと思う」と昨年の大統領選の際に語っていた。また、トランプ大統領の後任として司会を務めるリアリティー番組の視聴率を巡って対立した際も、「(トランプ大統領と)仕事を交換しないか?」とツイッターに書き込むなど、以前から政界復帰に意欲的な姿勢を示していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)