さかいゆう＜FREE-FORM＞始動、第一回はグランドピアノ弾き語り公演

さかいゆうの新ライブシリーズ＜LIVE“FREE-FORM”＞の第1回公演が、6月26日（月）に東京・よみうり大手町ホールにて開催された。

◆＜FREE-FORM No.1＞画像

＜FREE-FORM＞は弾き語り、打ち込みなど、会場によって内容を自由に変えてパフォーマンスが行われるというライブシリーズ。即日完売となった今回のよみうり大手町ホール公演は、グランドピアノと歌というシンプルな構成のステージとなった。

過去にさかいが提供した楽曲が会場BGMとして流れる中、場内が暗転し本人が登場すると会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こる。「久しぶりのワンマン～待たせたな～」と鍵盤を激しく叩きながらのシャウトから、「僕たちの不確かな前途」「薔薇とローズ」が立て続けに披露され、場内は早くも大きな盛り上がりを見せた。

「お待たせしました。半年ぶりのワンマンライブです。今回＜FREE-FORM＞ということで会場ごとに違うライブを見せていければと思います」「今日はグランドピアノと歌と皆さんでライブを作りあげられたらと思います。久しぶりの曲もいっぱいやっていこうかと思います」と短いMCに続いては、さかいが作詞、作曲、プロデュースを手掛けた2012年発表の福耳の楽曲「LOVE & LIVE LETTER」を披露。さらに本人いわく“夜の歌”という「ウシミツビト」や「闇夜のホタル」「Room」を情感豊かに歌いあげ、会場を魅了した。



セルフカバーコーナーでは坂本慎太郎作詞、さかいゆう作曲という意外な組み合わせで制作された坂本真綾への提供曲「かすかなメロディ」も初披露。また「ここから邦楽、洋楽1曲づつ、好きな曲をやります。いつかこんな曲が書けたらと思いながらいつも曲を書いています」というMCとともに、ビートたけし作詞、玉置浩二作曲の「嘲笑」、そしてザ・ビートルズ「イエスタデイ」のソウルフルなカバーを届けた。

まだタイトルもついていないという新曲2曲に続き、本編最後の「君と僕の挽歌」では魂のこもった演奏に涙をみせる観客の姿も。アンコールではグッズ紹介で会場を和ませた後「きみなんだ」「train」を演奏。拍手と大歓声に包まれ、静かながら熱いステージは幕を閉じた。

なお、第2弾公演となる＜“FREE-FORM No.2”＞は8月23日（水）東京・渋谷WWW Xにて開催。チケットは現在発売中となっている。

Photos by 岩佐 篤樹