ロックバンド、レベッカが25日、都内で劇場版「REBECCA LIVE 85 Maybe Tomorrow Complete」の一夜限りのプレミア上映の舞台あいさつに出席した。85年のクリスマス当日に東京・渋谷公会堂で行われたライブの映像。

 ボーカルNOKKO(53)は「夕べ、人生で初めて自分のDVDを見ました。すごかったんですね(笑い)。古い映像を使ってくれてありがとう。照れくさいですね」。リーダーのキーボード土橋安騎夫(56)は「当時は、できあがったものを見なかった。終わったものはいいやという感じ」。ベース高橋敬之(57)は「若くて、イケイケだった。曲間も間がなかった」と話した。

 85年10月に発売され、100万枚を超えるヒットとなったシングル曲「フレンズ」について、作詞を担当したNOKKOは「作ってる瞬間を、よく覚えている。(東京の)信濃町のソニーのロビーで書いた詞。この間、カールスモーキー石井さんと会ったんだけど、その時にカールスモーキーさんたちが騒いでいて『うるさい! 私は詞、書いてるの』なんて叫んでた」と振り返って笑った。

 この渋谷公会堂の映像と、85年11月の早大でのライブなどが、2枚組のDVD「REBECCA LIVE 85-86ーMaybe Tomorrow & Secret Gig Complete Edition」として7月26日に発売される。同25日からは28年ぶりのツアーを行う。NOKKOは「新しい曲をひっさげて頑張ります」と話した。