米女優ミシェル・ロドリゲス(38)が、大ヒット映画「ワイルド・スピード」シリーズからの降板を示唆した。

 主演の俳優ヴィン・ディーゼルやドウェイン・ジョンソンらが迫力満点のカーアクションを繰り広げる同作でロドリゲスは主要キャラクターの一人を演じているが、自身の演じるキャラクターの活躍の少なさに不満を抱いていることが原因。今年4月に全米公開された「ワイルド・スピード ICE BREAK」がこのほどデジタルリリースされたことを受けて、「次回作ではこのシリーズに出演している女性たちに敬意が示されることを願っているわ。そうでなければ、この最愛のシリーズに別れを告げなくてはいけないかもしれない」とインスタグラムでコメントした。

 「ワイルド・スピードICE BREAK」には女優シャーリーズ・セロンやヘレン・ミレンら豪華女優陣も出演して話題になり、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(15年)を抜き去り、全世界歴代オープニング記録を樹立した。しかし、これまで同シリーズにおいて女性キャストに目立った活躍の場が与えられておらず、劇中死するのも女性ばかりの状況に対して物申した形。全8作品中5作品に出演しているロドリゲスは、女性キャラクターに対する扱いを良くするように製作陣に訴えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)