マドンナ(58)が現地時間の11日、マラウイ共和国に小児外科および集中治療のための病院を新設する予定で、同国から迎えた養女マーシー・ジェームズ(11)にちなみ、「マーシー・ジェームズ研究所」と名前をつけたと、マドンナのチャリティー財団「レイジング・マラウイ」が7日、発表した。

 米情報サイトE!によると、同財団は、クリニックはマラウイのクイーン・エリザベス病院内に厚生労働大臣とのパートナーシップのもとに設立されるものとした上で、「クイーン・エリザベス病院が毎年、子供たちに行う手術の数を倍にするのを助け、重大な手術後に生存するチャンスを増やすだろう」とコメントしたという。

 マドンナは長女ローデス(20)と長男ロッコ(16)をもうけているが、同国からマーシーとデビッド・バンダ(11)を養子に迎えた。さらに、今年初めには、同国から4歳になる双子エスターとステラを養女に迎えている。

 マドンナはインタビューで、「マラウイは私が想像もできないほど、私の家族を豊かにした。マラウイで生まれた私の子供たち全員が、母国と強い結びつきを維持できることや、皆で力を合わせれば、人間は世界をよい方向に変える力があることを彼らに見せることが重要です」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)