三波春夫の「東京五輪音頭」が五輪招致に貢献

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9月8日(日本時間)に2020年のオリンピック開催地が決定される。候補地に東京を押している日本は、滝川クリステル、猪瀬東京都知事そして安倍首相(予定)などが現地に赴き大プロモーションを展開しており、連日お茶の間のニュースとなっているのは御存知の通り。そして、お膝元の日本では、一足先に三波春夫のうたう「東京五輪音頭」が話題となり招致に一役買っているという。

iTunesやmora、そしてレコチョクなどでは、オリンピック招致が話題になるにつれ、「東京五輪音頭」のダウンロードが急上昇している。親しみやすい三波春夫の歌声とメロディが東京五輪を経験していない人たちにも共感をよび、体験した世代には郷愁をよび、招致ムードを押し上げている。

三波春夫の「東京五輪音頭」は、1964年に開催された東京五輪の前年、1963年に発売され、オリンピックまでに130万枚の大ヒットとなり、東京オリンピックといえば三波春夫と言われシンボルとも言われた。

ここでウンチクを一つ。この曲は三波春夫の持ち歌と思われているが、実は橋幸夫、三橋美智也、藤山一郎、北島三郎、そして坂本九など当時の売れっ子スターが歌った競作曲。作曲者の古賀政男はコロムビアの専属だったが、この曲に限っては他社にも開放して競作となり、三波春夫盤とあわせて300万枚のヒットになった。

さぁ、「東京五輪音頭」を聴きながら招致発表を待とう。

◆三波春夫 オフィシャルサイト
◆テイチクエンタテインメント
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