ちょっと前の話になりますが、テレビ朝日「アメトーーク!」で「ゴルフ楽しい芸人」が放送されました。ゴルフが大好きな私も楽しく見させてもらいましたが、ここ数年、市場規模を縮小しているゴルフにとっては、「蜘蛛(くも)の糸」的な内容だったのではないかと思いました。

 影響力のある番組で影響力のある芸人さんがゴルフの魅力を語ってくれることで、ゴルフ自体に興味をもってもらえます。実際、ゴルフ業界の反応はかなり高かったのです。

 今の部署に異動する前は、ゴルフ業界とのつながりが深かったのですが、各メーカーやジャーナリストの反応は、かなり好意的でした。もちろんこの番組を見たからすぐにゴルファーが増えるという単純なことではありませんが、長い目で見れば、こういう番組が結果的に起爆剤になる可能性を秘めていると感じました。

 個人的に印象的だったのは、オードリーの若林正恭(39)と劇団ひとり(40)です。

 極度の人見知りだった若林は、ゴルフの話題で人見知りを克服できたという検証VTRが印象的でした。劇団ひとりは、家に工房を作るほどのクラブマニア。私もクラブマニアですが、工房を作るほどの財力もスペースもありませんので、単純に「うらやましい!」と羨望(せんぼう)のまなざしで見ていました。

 個人的に考えるゴルフの魅力は、年齢、立場、レベルを問わず、ゴルフが共通言語になるところにあると思います。私がゴルフにはまったきっかけは、憧れだったヘビーメタルバンド、ラウドネスの故樋口宗孝氏に声をかけてもらったことです。樋口さんに誘ってもらってできたゴルフ人脈は今でも宝物です。

 現在の部署に移ってきてから芸能人とのラウンドは1回だけあります。演歌歌手の青木美保さんにお声掛けいただきラウンドしましたが、ガチで負けました(笑い)。ショートゲーム(グリーン周りの寄せとパター)が本当にうまく、飛距離で勝っていても、上がってみるとスコアは一緒、もしくは負けているという状態でした。次があるかどうか分かりませんが、ぜひリベンジしたいですね。

 ゴルフが武器になればと、本気で考える機会になりました。