3人組ダンスボーカルユニット、Leadが30日、千葉・舞浜アンフィシアターでデビュー15周年記念ライブを行った。29日と30日の3公演で約6000人を動員した。

 02年7月31日発売のデビュー曲「真夏のMagic」から、8月発売の新曲「Beautiful Day」などシングル全28曲やアルバムリード曲など32曲を約2時間かけてノンストップで歌唱。アンコールでは「真夏のMagic」の当時の歌声に合わせて歌うスペシャルバージョンもあった。

 鍵本輝(28)は「人生の半分がLead。今日はこれまで支えてくれたファンへの恩返しです」。13年3月にリーダーだった中土居宏宜さん(32)が芸能界を引退。精神的な支柱を失ったグループは大きな危機を迎えた。だが、これをきっかけに残された3人は目が覚めたという。鍵本は「中ぶらりんにやってきた僕らに覚悟ができました」と振り返った。

 谷内伸也(29)は、今後の活動について「代表曲を作りたい」。これまでは、昨年6月発売のアルバム「THE SHOWCASE」のオリコンランキング2位が最高位。鍵本が「ぜひ1位を取りたい」と宣言をすると、古屋敬多(29)も「Leadとして賞を取っていないのでぜひ取りたいです」と続いた。

 芸能界を引退した中土居さんはスタイリストとして活躍中。この日、引退後初めて、元の仲間たちのパフォーマンスと成長ぶりを客席から見守った。