タレント大平サブロー(61)が28日、大阪市内で、故やしきたかじんさん、故桑名正博さん、故河島英五さんら、大阪発アーティストが残した楽曲をはじめ、大阪を描いた作品を後世に伝えていこうとして企画ライブを開くことを発表した。

 ライブは「オオサカンホットミュージックナイト」と題して、11月24日にYES・THEATERで開く。

 「大阪にちなんだ歌、大阪にちなんだ方の歌を歌いつなぎたい。ずっと思っていた。あそこへ行ったら、関西、大阪の歌に触れることができるという場所を作りたかった」

 ギターを習い、60歳記念では全国ツアーも行ったサブローは、企画への思いを語った。たかじんさんら「関西のレジェンド」への思い出話も尽きない。

 「たかじんさんには北新地というものを教えてもらった。お姉ちゃんがずらっと並んでて、『誰くどいてもええ。それがお前の力や』と。つまり、おもしろいこと言うとか、なんか魅力がないと、落とせんから」

 たかじんさんからの教えが自分磨き、芸への上達につながったといい、桑名さんには「僕らにとって、大阪・ミナミのヒーローやった。ちょっと不良の兄ちゃんで。あんなかっこええ大人になりたいと思ってたのに、僕らがテレビ出るようになったら、向こうから声かけてくれた」と、気さくな人柄がアーティスト活動にも表れていたという。

 河島さんとのつきあいも古く、今は、娘とのテレビ共演も多い。「豪快に見えて、めっちゃ神経質。うがい、手荒いは欠かせへんし、靴下も脱いだらきちんとそろえるとか(笑い)。(娘の河島)あみるちゃんが言うてた」と、エピソードを明かした。

 ライブでは、歌、作品とともに、知らざる人柄、秘話もトークで伝えたいといい、今後は「来年春、秋とか1年に2回ぐらい、定期開催したい」。初回11月24日には、間寛平、嘉門タツオ(達夫から改名)をゲストに招く。