演歌歌手青木美保(50)が10日、都内で新曲「花海棠(はなかいどう)」発表会に出席した。

 同曲はかなわぬ恋に自ら身を引く女性の悲恋を歌った曲で、前作「秋燕」に続く悲恋ものとなった。「『悲恋の女王』を目指せと言われています(笑い)」と話したが、「花海棠は曲調も(秋燕とは)違って、しっとりとした雰囲気になっていると思います」。

 00年に「けいれん性発声障害」を発症し11年まで活動を休止。復帰して7年目となるが「新曲発表会は復帰して初めて」という。「今は所属事務所、レコード会社との絆が深まり、チーム青木みたいなのがしっかりできあがってきた」と報告した。

 「若いころは病気になるとは思ってなかったので、歌うことを結構なめていた」と振り返り、「10年間歌えなくなったことで、今はボイストレーニングも欠かさずしている。そういう積み重ねが決して無駄になっていない。長い10年だったけど、私にとっては勉強の10年だった」と話した。

 花海棠は春に咲く花。「来年の春は全国を私の花海棠で満開に出来るように頑張ります」とアピールした。