女子ゴルフの日米両ツアーを兼ねた「TOTOジャパンクラシック」初日(3日、茨城・太平洋C美野里C=パー72)、畑岡奈紗(18=森ビル)が6バーディー、ノーボギーの66をマークし、6アンダーで首位に立った。畑岡を含めトップに7人が並ぶ大混戦だが、米ツアーの出場権獲得へ好スタートを切った。

 米ツアーの賞金シード獲得を逃した畑岡は来季の出場権をかけた最終予選会(12月)の参加を予定している。ただし今大会に勝てば、2年間のシードを獲得する(米ツアーメンバーではない選手は1年間)。畑岡は「試合中は考えないけど、プレーが終わればシードのことは考える。あまり意識せず、いつも通りやれればいい」。

 米国での苦戦は生活面の影響が大きかった。慣れない米国で旅から旅のツアー生活。時差や気候の変化など、戸惑いの連続だった。今週は一転して車で30分ほどの自宅からの通勤で「のんびりし過ぎちゃうので気をつけます」と話すほどリラックス。自宅には7月から飼い始めたトイプードルのステラが待っており「遊び過ぎ、いや遊ばれ過ぎないようにしないと」と笑い飛ばした。

 9月以降、日本ツアー5試合に出場し優勝2回、2位2回と絶好調。今の勢いは米ツアーのトップ選手相手にも十分通じるはずだ。