女優の遠藤久美子さんが4日、東京都内で行われた映画「ゆらり」(横尾初喜監督)の初日舞台あいさつに登場。映画の主題歌「手紙」にちなんで、夫の横尾監督からサプライズで感謝の手紙を贈られ、「いつ書いたんですか?」と驚きながら、涙を見せた。
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横尾監督が「(感謝の気持ちは)いつも伝えてはいるんですけれど、公式の場でこんなプライベートな手紙を失礼します……」と手紙を取り出すと、遠藤さんは「え、本当? ちょっと、待ってください!」と大慌て。手紙の内容を聞きながら、こらえ切れずに涙を流した。横尾監督から手紙を受け取ると「今の文章、単語だけではない、その奥にある主人の心が、今、伝わってきて……。サプライズばかりを受けていて、毎回泣かされているんですが、ごめんなさいね。2人だけでやってほしいですよね」と泣き笑い。「この映画は、ただ感動するとか、宝物というだけじゃなく、主人の思いがたくさん詰まった家族の愛です。この作品とともに、私は母親として育っていくと思います」と、熱く映画をアピールして、観客から拍手を受けていた。
この日は、遠藤さんと横尾監督のほか、岡野真也さん、鶴田真由さん、萩原みのりさん、高橋幸聖さん、映画初出演を果たしたピン芸人の「アキラ100%」こと大橋彰さん、原作の西条みつとしさんも出席した。イベントでは、横尾監督のほか、役者として服を着たアキラ100%さんも、ブレーク前から舞台に起用してくれた西条さんへ、感謝の手紙を読み上げた。
映画は、西条さんが主宰する劇団「TAIYO MAGIC FILM」の人気舞台を映像化。石川県の老舗民宿を舞台に、宿を営む家族や宿泊客など“伝えられなかった思い”を抱える人々が時を超えて家族の絆を取り戻す姿を笑いと涙で描いたヒューマンファンタジー。
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