歌舞伎俳優の市川海老蔵（３９）が１０日、都内で行われた特別公演「源氏物語　第二章～朧月夜より須磨・明石まで～」（１８年３月１日～４月７日、全国２３都市で公演）の製作発表会見に出席。長女・麗禾（れいか）ちゃん（６）の小学校受験で、自身も面接を受けたことを明かした。愛娘のために奮闘するシングルファーザーの一面を見せた一方で、「緊張しなかったですよ」と余裕の笑みを見せた。

　海老蔵が麗禾ちゃんの“お受験”について口を開いた。今月上旬にブログで「麻央から、２年前からこの時期はお休みしてねと言われていました」と６月に亡くなった妻との約束を告白した海老蔵は、娘のために今月１日から８連休を取って万全を期した。

　面接は過去に経験があったが、父として受験に挑むのは初めて。面接では子育ての方針、なぜ受験するのか、学歴などを尋ねられたという。「当たり障りのない内容でしたね」。余裕があった理由として、「（舞台のために）他のアーティストと会ったり、こうやって会見したりするのも面接するようなものですから」と“場数”の多さを挙げていた。

　麻央さんが天国から見守っていたこともあり、海老蔵は「緊張しなかったですよ」と平然と振り返った。

　また、一部で報じられた新恋人について「いないです」とあらためて否定した。自身が話題になることについては「それも一興」と大きく構えていたが、麻央さんの死から日が浅く、デリケートな内容だけに「面倒くさいですよね」と不満も漏らしていた。

　舞台は１５年に全国で７万３０００人を動員した「源氏物語」の続編。通常の歌舞伎とは違い、能、オペラ、日本舞踊、生け花とコラボする公演となる。約１カ月間の全国ツアーとなるが、海老蔵は「早く（家に）帰りたいですよ」とマイホームパパらしさを前面に出していた。