流行語大賞に「インスタ映え」「忖度」

年間大賞に選ばれた『インスタ映え』のパネル前でCan Cam it girlの(左から)白石明美さん、尾身綾子さん、中村麻美さん=帝国ホテル(撮影・園田高夫)
関係者のテーブルに置かれた忖度(そんたく)まんじゅう=帝国ホテル(撮影・園田高夫)
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 今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、発表され、年間大賞には「インスタ映え」と「忖度」が選ばれた。トップテンにはブルゾンちえみの「35億」、将棋棋士で現在はタレントとしても活躍する加藤一二三の「ひふみん」などが選ばれたが、ともに都内で行われた表彰式を欠席。例年に比べ、華やかさには欠けるイベントとなった。

 ドラマの大ヒットや、社会現象も少なく、息の長い流行語が少なかった2017年。11月9日の候補30語発表時点で、すでに全体的な低調感は否めなかったが、近年に比べ、地味な印象となった。

 豊田真由子元衆院議員の暴言「ちーがーうーだーろー!」はノミネートされていたが、トップテンからは外れた。

 また、社会現象、記録となったものの、“流行語”にはなりえなかった将棋の藤井聡太四段がデビュー戦から無敗で記録した「29連勝」、日本人で初めて10秒の壁を破った陸上・桐生祥秀の日本新記録「9・98」(9・98秒)は選考委員特別賞となった。ともに表彰式は欠席した。

 【トップテンと受賞者は以下の通り】(※印は年間大賞)

 「インスタ映え」※ 「忖度」※

 「35億」

 「Jアラート」

 「睡眠負債」

 「ひふみん」

 「フェイクニュース」

 「プレミアムフライデー」

 「魔の2回生」

 「○○ファースト」

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