新垣結衣「ミックス。」でお見事コメディエンヌ!10年ぶりのブルーリボン賞

 主演女優賞を受賞し笑顔でポーズを決める新垣結衣=千代田区の東宝本社(撮影・棚橋慶太)
 ラケットを手に笑顔の新垣結衣
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 東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7社で構成)が制定する「第60回ブルーリボン賞」が、23日までに決定した。卓球のミックスダブルスを舞台とした「ミックス。」で、明るさ、切なさ、かわいらしさを存分に発揮した新垣結衣(29)が主演女優賞を獲得。波瀾(はらん)万丈の1年の中、「三度目の殺人」で好演を見せた斉藤由貴(51)が助演女優賞に輝いた。授賞式は2月8日に東京・内幸町のイイノホールで開催される。

 08年の第50回で出世作「恋空」などが評価され、新人賞を受賞してから10年ぶりのブルーリボン賞。主演女優賞の新垣結衣は「フワフワさせていただいてます。いまだに実感がないです」とハニかんだ。

 主演作「ミックス。」で元天才卓球少女のヒロインをコミカルに演じ、興収14・3億円のヒットに導いた。同作には新垣がヒロインを務めたドラマ「リーガルハイ」のスタッフが集結しており「思い切りやらない方が恥ずかしいチーム。10代のときからコメディーを演じるのが好きなんです。笑ってもらうのも楽しいですし」と、見事なコメディエンヌぶりを見せた。

 卓球シーンを繰り返すうちに疲労から頭が真っ白になり、体が勝手に動く“無の境地”も経験。新たな感覚を「卓球ハイみたいな。トランス?」と説明し、「1ミリでもいいから成長してきたと思いたい」と、どん欲に女優道を進んでいる。

 主演賞の受賞者は、翌年の授賞式で司会を務めるのが恒例。「(男優賞の)阿部さんに頼って…あ、ダメか。楽しんでやりたいと思います」とおちゃめなガッキースマイルも。

 今年は、人気ドラマを映画化した「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」(7月27日公開)が待つ。“ブルー”に縁ある年となりそうだ。

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