第52回紀伊国屋演劇賞の贈呈式が30日、都内で行われ、個人賞の大竹しのぶ(60)温水洋一(53)らが出席した。

 「フェードル」「欲望という名の電車」の演技で2回目の受賞となる大竹は「『芝居オタク』とあだ名を付けられたけれど、芝居をすることが、生きていることを実感する場所。演劇は命を吹き込むということに誇りを持って、芝居していきたい」と話せば、「管理人」で初受賞の温水は「人生初めての受賞で緊張しています。舞台人として認められたんだと思うと、これまでやってきて良かった。舞台は年1本はやりたいけれど、今年は舞台の話は1本もないんで、仕事をください」とアピールした。

 そのほか、団体賞は「イキウメ」、個人賞は佐川和正、森尾舞、舞台美術家の乗峯雅寛氏が受賞した。