アイドルグループ・嵐の二宮和也が、4月スタートのTBS日曜劇場『ブラックペアン』(毎週日曜21:00~)で主演を務め、外科医役に初挑戦することが1日、明らかになった。

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嵐・二宮和也、TBS系日曜劇場『ブラックペアン』で主演

原作は、『チーム・バチスタの栄光』で知られる海堂尊氏の小説『新装版 ブラックペアン1988』。二宮が演じるのは、天才的な手技(縫合技術)を持つ外科医・渡海征司郎で、大学病院にいながら出世に興味のない一匹狼の万年ヒラの医局員。手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医である一方、その傲慢な性格と言動が周囲との軋轢を常に生んでいる。同僚からは「患者を生かし、医者を殺す」と評される、通称“オペ室の悪魔”だ。

そんな渡海がメスを握る東城大学医学部付属病院に、他大学出身の新任の医師によって「外科医の腕を全く必要としない」手術用最新医療器具が持ち込まれ、新しい手術の形が導入されようとする。技量に左右されず誰でも扱えるという心臓手術用の医療機器に、外科医として手術の工程の一部を本当に任せることが出来るのか? この技術導入に裏はないのか・・・? と疑い、反対する渡海の闘いが始まる。

そしてこの闘いは技術導入だけの問題にとどまらず、病院・研究室と製薬会社、医療機器メーカー、そして厚生労働省などとの癒着問題にまで発展。外科医としてのプライドを守ろうとする渡海が嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かい、新技術導入を巡る様々な不正や隠された過去を暴いていく、痛快な医療エンターテインメントドラマとなる。

二宮は「久々に連続ドラマに出演させていただきます。毎週観てくださる方々の感情を揺さぶれるよう、全力で行きます!」と気合十分。すでに手術見学などの事前勉強を始めており、「先日、心臓の手術を見学させて頂きました。初めて見る世界だったので、緊張しました」と打ち明け、「長期間渡海を預からせていただくので、役とじっくりと向き合いたいと思います」と話している。

なお、二宮が日曜劇場で主演を務めるのは初めて。また、TBSの連続ドラマに出演するのは、2008年10月期放送の金曜ドラマ『流星の絆』以来10年ぶりとなる。

■主演・二宮和也のコメント

久々に連続ドラマに出演させていただきます。毎週観てくださる方々の感情を揺さぶれるよう、全力で行きます! 初めての外科医役のため、指導の先生に付きっきりで「今、目の前で起こっている事」の説明を伺いながら、先日、心臓の手術を見学させて頂きました。初めて見る世界だったので、緊張しました。渡海征司郎というキャラクターについて、僕自身はあまりダークヒーローという認識をしていませんでしたが(笑)、長期間渡海を預からせていただくので、役とじっくりと向き合いたいと思います。日曜劇場に出演するのは初めてですが、日曜日は家族そろって過ごすイメージなので、そういう日の最後の締めになれるように頑張りたいです。

■伊與田英徳プロデューサーのコメント

原作を手に取ったとき、あっという間にラストまで読み進んだことを、昨日のことのように覚えております。あのハラハラドキドキした感動をドラマ化できるかと思うと大変光栄に思います。主演の二宮さんは、以前、スペシャルドラマ『赤めだか』でご一緒させていただきました。その演じている姿を目の当たりにして、素晴らしいお芝居をされる方だと改めて痛感した次第です。さまざまな役を演じられてきた二宮さんに、ぜひとも、この渡海征司郎という天才外科医役を演じていただきたいと思い、オファーさせていただきました。今回は初の外科医、しかもダークヒーローを演じられるので、これまでに見たことのない、新しい二宮さんが見られると思います。医療の分野ならではのエピソードはもちろん、そこにまつわる人間の思いをしっかり描き、さらには、今回のドラマのキーアイテムとなる“ブラックペアン”の謎を最終回に至るまでしっかりと描いていきますので、是非楽しみにしていていただければと思います。

(c)海堂 尊/講談社