嵐の二宮和也(34)が、4月スタートのTBS系連続ドラマ「ブラックペアン」(日曜午後9時)に主演することが1日、分かった。同局系スペシャルドラマ「天国で君に逢えたら」(09年)で精神科医を演じたことはあったが、外科医役は初挑戦となる。

 ドラマは海堂尊氏の小説「新装版ブラックペアン1988」が原作。嫉妬や利権が渦巻く大学病院が舞台。二宮演じる天才的な技術を持つ手術成功率100%の天才外科医、渡海征司郎は、出世には興味がない一匹おおかみで、傲慢(ごうまん)な性格で常に周囲との不和を生む万年ヒラの医局員。病院に手術用最新医療器具の導入が検討される中、その経緯に疑問を持ち、立ち上がる。病院やメーカー、厚生労働省との癒着問題などに立ち向かっていく。

 役作りでは、実際の外科医から付きっきりで指導を受けており、先日は手術の見学もしたという。アウトローながら体制に反抗するダークヒーローを演じるにあたり、二宮は「役とじっくりと向き合いたいと思います。見てくださる方の感情を揺さぶれるよう、全力で行きます!」と話している。