フィギュアスケートの熱烈なファンとして知られる、お笑い芸人の石井てる美(34)が17日、韓国・江陵で行われた平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子個人で、羽生結弦(23=ANA)が66年ぶりの連覇を成し遂げた瞬間を全身金色の衣装で見届けた。

 石井は84年サラエボ、88年カルガリー両五輪を連覇したカタリーナ・ビットさんの演技に魅了され、フィギュアスケート女子にはまり、浅田真央さんらを追いかけてきた。「06年トリノ五輪、14年ソチ五輪に続く3度目の(五輪)自腹観戦です!!」と言うが五輪で男子の試合を観戦するのは初めてという。

 この日の羽生の演技について「自分の技術も、感情も、空間も全てを完璧に支配下に置いたような魔術師のよう」と絶賛した。その上で「少し前までは日本のフィギュアと言えば、女子だった。男子が追いつかないと…みたいな感じでしたが、こんな時代、こんな日が来るんですかね」と感慨深げに語った。

 その上で「今夜、ジャンプラージヒルの地に“妖精金メダルマン”が降り立ちます」とジャンプ男子ラージヒル観戦も明言した。【村上幸将】