助演男優賞は、「スリー・ビルボード」(マーティン・マクドナー監督、公開中)で警官を演じた米俳優サム・ロックウェル(49)が、初ノミネートで初めてのオスカーを獲得した。

 ロックウェルは「ありがとう。感謝しますよ。父と母が映画が好きで、映画への愛は、そこからもらった。ありがとう」と感謝した。

 ロックウェルは劇中で、主演女優賞にノミネートされているフランシス・マクドーマンドが演じたミルドレッドが、町外れに3枚の巨大な広告板を設置して無能な警察に抗議したことに激怒し、ミルドレッドの協力者に暴行を加えるなど行きすぎた捜査活動を行う、人種差別主義者の警官を演じた。

 この日は、司会のジミー・キンメルが、受賞スピーチが最も短かった受賞者に、日本のカワサキモータース製の1万7999ドル(約198万円)の水上バイクをプレゼントすると約束したことから、ロックウェルも「時計(のカウント)始めて下さい!!」と言い、急ぎ足でスピーチした。