2月24日に心不全で死去した左とん平さん(本名肥田木通弘=ひだき・みちひろ)のお別れ会が3日、東京・青山葬儀所で開かれ、発起人の1人である加藤茶(75)が弔辞を読み上げた。

 加藤と左さん、12年に亡くなった小野ヤスシさんは「3兄弟」と呼ばれるほど親しかった。3人の中で左のみ賭博で逮捕歴があることを引き合いに、加藤は「つかまったのは、とんちゃんだけでした」、また「舞台での演技を優しく、時には厳しく、教えてくれました。そこが長さん(いかりや長介さん)と違うところです」などと笑わせた。

 さらに「9カ月前に入院したときは、1週間かそこらで出てくると思ったんです。9カ月の間、頑張ったんだよね。もう一度カムバックして舞台に立ちたい、そう思ってたんだよね。とんちゃん、寂しくて仕方がないよ。でも、もういいよ。ゆっくり休んでください。お疲れさまでした。とんちゃん、本当にありがとうございました」と、優しく語りかけた。