読売テレビの朝の人気情報番組「す・またん!」(月~土曜午前5時8分=関西ローカル)に、今月から加入した中村秀香アナウンサー(23)と、野村明大ニュース解説員(45)が4日午前、大阪市中央区の同局で取材会を開催。2年目を迎えたばかりながら、だじゃれギャグを得意とする中村アナは、得意の“おやじ顔負け”のギャグを繰り出した。

 中村アナは水曜のお天気コーナーを担当しており、この日がデビュー。「本当に失敗ばかりだった。水曜のお天気コーナーは『たや・すいよう(容易いよう)』とはいきませんでした」と、だじゃれをまじえて反省した。

 中村アナの武器はハートの強さ。それでも、初日前夜は「緊張で眠れなかった」。使えそうなだじゃれをネタ帳に複数書き込んで臨んだそうで、この日の放送内でも、ヒノキ花粉への警戒を呼びかける場面で「かっふーん(花粉)」とくしゃみをしてみせた。

 ところが、番組スタート時から出演する先輩の森たけしアナ(58)から「ハクション、と、全然違うやん」とダメ出しも。先輩のムチにも、中村アナは気後れすることなく、天気の猛勉強はもちろん「これから季節も変わるので、だじゃれもどんどん増やしていきます」と張り切っていた。

 一方、長年、全曜日のメインキャスターを務めていた辛坊治郎氏(61)に代わり、月~水曜の進行を担当することになった野村解説員は、13年から「情報ライブ ミヤネ屋」でもニュース解説を担当しており、報道記者としての経験も豊富。朝への不安はあったそうだが「3日目の今日はパチッと目が覚めた」と、早くも体は慣れたという。

 辛坊氏からは「自由にやれよ」と言われたことを明かし「辛坊さんはアナウンス界の中でもスーパースターで、あんなすごい人は他にいないというほどの別格の存在。そんな人と自分を比べるつもりは毛頭ありません」。気負うことなく「自分が視聴者の方に何を伝えられるのか、それが大事」と話していた。