たけし軍団のラッシャー板前(54)が4日、文化放送「くにまるジャパン極」(月~金曜午前9時)に生出演し、師匠のビートたけし(71)がオフィス北野を退社した一連の問題について、森昌行社長が4年前に筆頭株主になり、役員報酬を得ていたことについて「心を入れ替えて頑張ります」と謝罪しながら、実際は何ら体制に変更がないままオフィス北野が赤字に陥ったこと、にもかかわらずマネジャーの何人かの待遇が良いことに、たけしが独立を決意したことなどを暴露した。

 ラッシャー板前は「なぜうちの師匠が独立するかというと森社長がああいうことをやってたからなんですね。(中略)話し合いがあって、森社長もそれは悪いと認めたんですよ。一回オフィス北野の皆を集めて森社長が『私のやり方が悪かった』と謝罪しているんです」と語った。MCの野村邦丸から「知らないうちに筆頭株主になって役員としての給料も…という話ですよね」と聞かれると、ラッシャー板前は「4年前の話なんですよ。それで謝罪して心を入れ替えて頑張りますよという話になって、森さんやってくれているんだなと思っていたら、去年、オフィス北野が赤字ということになってどういうことなの? と、4年前そういうことがあって森さんやるって言ってたでしょと。で調べてみたら何も変わっていなかった」と強調した。

 野村が「筆頭株主も変わっていないし給料も変わっていなかった、で赤字になっちゃったと」と問いかけると、ラッシャー板前は「はい。なおかつ他のマネージャーの何人かは相当いい扱いはされていたと。それで殿はじゃあ独立させてもらうよ、と言ったら、記事は『軍団を見捨てる、オフィス北野を見捨てる』ってなっちゃって。森さんはオフィス北野の皆を集めて『私はこういうやり方をして悪かった。で、たけしさんは独立することになりました』って認めてるんですよ。謝罪しているんですよ」と答えた。

 その上で「だから私たちは『そういう記事は違うよ』と森さんが言ってくれるもんだと思ってた。そしたら森さんは一切それはないんですよ。このままだったら、うちの師匠が悪者になってるから弟子としては我慢できないと。しばらく待ってたんですが、森さんが何も動く気はないからああいう声明文を出したということです。事実を知ってほしいと」と、森社長が真相を何も語らなかったため、声明文を出したと強調。「私的にはこれから一緒にやっていくのに、森さんそんな隠しっぱなしじゃ…僕としてはですよ、嫌だったんですよ。心開いて、独立したのはこういうことだったんです、私が悪かったんですっていっていただければよかったんですが、一切森さんそれはいわないし」とも訴えた。

 ラッシャー板前は、森社長就任を、たけし軍団としても喜んでいた時期があったとも語った。「ある意味、森さんも、昔一緒に苦労した人ですから。でもどっかで変わっちゃってるんですよね。森さん違ったでしょうと、皆で一緒にやったじゃないっていう。…森さんが社長になって軍団も喜んだんです。森さんだったらいいんじゃないですか、僕たちも好きなこと話せるしって。だったんですけどね、方向性がね、どこでどうなったのか、寂しいです」と森社長のスタンスが変わってしまったと主張した。

 また、たけしに対して「『たけし、たけし軍団みすてる』? あんな報道が出たのが寂しいです。もう十分やってもらったんです。もう十分やってもらったんです。もうお好きになってくださいと。俺もう50半ばですよ、タカなんか還暦過ぎてるんですよ。その人間が『殿~置いていかないでください~』なんて言えますか」と感謝の念を口にした。

 野村から「今一緒にくらしている方の洗脳じゃないかと」と、たけしの独立に代表を務める新事務所「T.Nゴン」を設立した18歳年下のビジネスパートナーの女性の影響があったのではないかと問われると、ラッシャー板前は「いや~それはないですよ」と否定した。