女優の馬渕英里何が7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画『娼年』(2018年4月6日公開)の公開記念舞台挨拶に、松坂桃李、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、三浦大輔監督とともに登場した。

  • 馬渕英里何

    馬渕英里何

同作は石田衣良による同名小説を映画化。無気力な大学生・森中領(松坂)は会員制ボーイズクラブ「パッション」で「娼夫」となり、女性の欲望を引き出していく。2016年8月には松坂主演、三浦大輔演出で舞台化され、当日券を求める人々で長蛇の列となった。馬渕はリョウを買う女性・イツキを演じる。

観客に衝撃を与えた放尿シーンに、馬渕は「見ての通り、お漏らし女優です」と晴れやかな表情で言い放ち、会場の爆笑を誘う。試写で観たときには「爆笑と、なぜか涙が」と同作の魅力を振り返った。

また冨手は「日本ではセックスレスとか不倫とか、性にまつわることで暗い話題が多いので、この映画で日本自体が変わるんじゃないか」と熱弁。三浦監督は「過激な作品だとは思います」と語りつつも、「普段こういう作品に拒否反応を示している方にも楽しんでもらえるように、セックス・エンタテインメント作品という新しいジャンルを作ろうとしてやってきたし、そうなったと自負しています」と自信を見せる。「ちょっとでも、娼年というものが、映画界に爪痕を残せたら、もっといろいろ面白くなるんじゃないかな」と今後への期待を明かした。