第53回上方漫才大賞の発表会が7日、大阪市内で開かれ、お笑いコンビ、ダイアンが大賞(賞金200万円)を受賞した。ともに滋賀県出身の西沢裕介(41)、津田篤宏(41)が00年に結成したコンビ。

 西沢は「いただけるとは思ってなかった。まだ信じられない。ドッキリじゃないかなと」と喜んだ。今春から東京に活動拠点を移したばかり。津田は「最高のタイミングでいただいたので、むちゃくちゃうれしかった。励みになります」と声を弾ませた。

 賞金200万円の使い道について西沢は「後輩とかに全部使いたい」とマジメに話すと、津田が「ウソやろ。使えへんタイプやろ」と突っこむと、動じない西沢は「スタッフさんとか…」と続けると、津田は「絶対にウソや~!」と笑いながら真っ向否定した。

 コンビは東京に進出して1週間。新生活に西沢は「まだ部屋にカーテンがない。外から丸見え。とりあえず早くカーテンをつけたい」と切実な願いを明かした。津田は「電車が人でパンパン。マジで痴漢冤罪(えんざい)だけは怖い。電車の乗るときは両手を挙げている」と真剣な表情を見せた。

 奨励賞は和牛、新人賞は祇園が受賞した。