セクハラ疑惑を報じられた元NHKの登坂淳一アナウンサー(46)に対し、NHK時代の先輩であるフリーアナウンサーの堀尾正明(62)がエールを送った。

 10日放送のTBS系「ビビット」では、登坂アナが同日発売の「婦人公論」で降板騒動後初めてメディアのインタビューに応じた話題を取り上げた。登坂アナは同誌の中で「(相手の女性に)どれだけ謝罪しても謝罪しきれない」と、反省の弁と謝意を示し、今後について「お許しをいただけるのなら、もう1度、自分にできることを探しながらやっていきたい」と、フリーアナとしての活動継続を探っていきたい意向を明かした。

 堀尾アナは登坂アナの人柄について、「僕が知る限りは非常に真面目。人に対して配慮がある人間で優しい人」と評し、セクハラ疑惑については「耳を疑っていた」と驚きを隠せなかったことを明かしたが、「起こしてしまったことは仕方ない。これからそれを取り返すような姿を仕事の場で見てみたい」とエールを送った。

 上品な顔立ちから「NHKの麿」と呼ばれた登坂アナは、今年1月に退局、大手芸能プロに所属しフリーに。今月スタートしたフジテレビ系新報道番組「プライムニュース イブニング」のキャスターに就任予定だったが、一部でNHK札幌放送局在籍時のセクハラ疑惑を報じられ、同番組への降板を申し出た。