NGT48北原里英(26)が14日、新潟・朱鷺メッセで卒業コンサートを行った。グループの後輩メンバーや同期生の指原莉乃(25)らAKB48時代の仲間たちと「Maxとき315号」や「大声ダイヤモンド」など、10年間のアイドル活動で歌ってきた思い出の曲を披露した。

 最後は「NGTカラーにしたの」と、赤のドレス姿で卒業ソロ曲「私のために」を熱唱。後輩たちから抱きつかれると、涙して「私を救ってくれたのはここ新潟です。大切に思えるメンバーに出会えて私は変わりました。こんな風に卒業できるなんて夢みたいです」と感謝した。

 感動的なフィナーレでは、トロッコで会場を後にしたが、ステージの大画面上には外の寒空を進み続ける北原が映され続けた。「あれ、どこに行くの?」と、同僚の柏木由紀は思わず含み笑い。その先の信濃川には、2年8カ月前のNGT48の初お披露目イベントで乗っていた思い出の船が、横付けされていた。北原は乗船して「NGTの原点から、私の新しい人生に向かっていきます」と出航すると、後輩らは「最後までりえさんらしい絶妙な感動とシュールさだったね」と感心していた。