4月20日からNHK BSプレミアムでスタートするBS時代劇『鳴門秘帖』(毎週金曜 20:00~20:43 連続10回)の試写会が17日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の山本耕史をはじめ、野々すみ花、早見あかりが出席した。

BS時代劇『鳴門秘帖』の試写会に出席した早見あかり、山本耕史、野々すみ花(左から)

同ドラマの原作は、国民的作家・吉川英治の小説で、これまで何度も映画化やドラマ化された作品。江戸時代中期、幕府転覆計画を記したとされる「鳴門秘帖」を手に入れるため、阿波二十五万石への侵入を試みる虚無僧姿の美剣士・法月弦之丞(山本耕史)と女スリの見返りお綱(野々すみ花)の姿を描く。

主演の山本は「本はスピード感がありますが、最後の方に向けて"鳴門秘帖"にみんなが寄ってくる様がとても爽快な最後に向かっている気がします。自分たちが求めていた"鳴門秘帖"を現場でも実感していて、自分たちがどういうものなのかと思っていたものを具現化し、最後にどうなっていくのかが大きな見どころになっています」とアピール。自身の役柄でもある法月弦之丞については「今まで僕も色々な立ち回りをしてきましたが、弦之丞は尺八と短刀を武器に闘うのは初めての体験です。とても難しいのと同時にワクワクして撮影しています」と明かした。

その山本とこの日登場した野々、早見の3人は、同ドラマで初共演。それぞれの印象を山本が「野々さんはすごく気の強い役ですが、セリフを自分のものにして現場に臨んでいました。お綱をギュッと固めて提示してくれたので、とても助かった印象です。普段のお綱と真逆でおっとりした感じがとても魅力的じゃないですか」と語り、「あかりさんは明るい方で、演じた千絵は内に秘めた役柄。間近で見ると女優さんは分かるようで分からない。すごいなと思いましたね」と驚いたという。「でもすごい顔で携帯いじってました」と暴露して笑いを誘う場面も。それを受け、野々が「山本さんはとても明るい方。それに360度目が届くんじゃないかというぐらい、色んなことを見渡してましたよ」と絶賛し、早見も「今回は人生で初めて殺陣をやりましたが、山本さんは私の先生です。山本さんのように踊るような殺陣ができればと思っています。本当にありがとうございます」と感謝しきりだった。