マンガ「あしたのジョー」が原案のオリジナルアニメ「メガロボクス」に声優として鈴木達央さん、田村真さん、多田野曜平さんが出演することが27日、分かった。鈴木さんは白都樹生、田村さんはアラガキ、多田野さんはミヤギをそれぞれ演じる。また、メガロボクサーが身につけるギアを装着した白都とアラガキ、険しい表情を浮かべるミヤギのビジュアルも公開された。
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「メガロボクス」は、「あしたのジョー」の連載開始50周年を記念したプロジェクトの一環として制作。オリジナルストーリーで、八百長試合に身を沈めるボクサーが、運命にあらがうためにリングで戦う姿を描く。細谷佳正さんが主人公のジョー(ジャンクドッグ)を演じるほか、安元洋貴さん、斎藤志郎さん、森なな子さんらも出演している。TBSほかで放送中。
鈴木さんら追加キャストのコメントは以下の通り。
白都樹生を演じさせていただきます、鈴木達央です。今回、「あしたのジョー」の魂を受け継ぐ作品に関わることとなり、光栄な気持ちと同時に、ジョーのフィルムに込められていた、「人の魂」にも似た「声の魂」をこの作品にも込めなくてはいけない、と思い重圧も感じていました。しかし、作品内で語られることも、語られないことも、自分の声を使ってアニメーターの方々と共に樹生と歩き、「強さとは何か?」という、彼の持つ一つのテーマを持って、自問自答を繰り返しながらのアフレコの中で答えを出していきました。ぜひ、フィルムの中でそれを確かめると共に、この作品の行く末を最後まで見届けていただけたら幸いです。
アラガキという男は絶望している……そのあまりに深く大きな「絶望」は、上っ面だけの演技ではとても表現できうるものではなく、神経がチリチリするほど想像しなければならないものでした。そしてそれを意識下に落とし込み、毛穴から魂のあがきとして絶望感が漏れ出てくるような演技を目指しました。そこまで自分を追い込めたこの「メガロボクス」という作品が、私の大きな財産となったことは間違いありません。演技者として「アラガキ」に成長させてもらえたのですから。
ミヤギ役をいただきました多田野曜平です。「メガロボクス」に参加できたことはなんという幸せ。だって小学生の頃から「あしたのジョー」のファンでしたからね。見ていない人はいないんじゃないでしょうか。それくらい面白かった。子供ながらに生きること、死、愛、友情などが、尾藤イサオさんの主題歌やジョー役のあおい輝彦さんの声と共に深く心に刻まれています。連載開始50周年に放たれるオリジナルアニメの本作もその魂は受け継いでいるでしょう。私が演じるミヤギにも注目しながらお楽しみください。
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