シンガー・ソングライター小田和正(70)が4日、グランメッセ熊本で全国アリーナツアーを開幕させた。昨年9月に古希を迎えて初のツアーで、自身の持つ最年長アリーナツアー記録を更新。オフコース時代の名曲「さよなら」や代表曲「ラブ・ストーリーは突然に」など32曲、持ち前のハイトーンボイスで7500人を魅了した。

 節目のツアーは、熊本からスタートさせた。前回のツアー開催直前に熊本地震が発生。その後「ギター一本でも歌いに行きたい」と模索したが実現せず「次のツアーがあるなら、何としても熊本から始めたいと思っていました」。この日は、東日本大震災後に、ふるさとへの思いを込めた「その日が来るまで」を歌った。関係者によると、熊本公演後に、県に義援金を送ることが決まっているという。