歌手の布施明(70)が、NHK紅白歌合戦を“勇退”した裏事情を明かした。

 布施は8日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」に出演。09年の紅白リハーサル後の会見でポップス歌手出場枠を後進に譲ると宣言した当時を振り返った。

 卒業ではなく“勇退”としたことに「勇退って言うとちょっとカッコイイでしょ?」とちゃめっ気たっぷりに語った布施。その当時、ポップス系のベテラン歌手として紅白に出場していたが、自身が出場を続けることで若手の歌手が出られなくなるとし、自身の枠を「譲りたい」とNHK側に申し出たという。するとNHKから快諾されたそうで、「なんか顔がね、『しめた』みたいな顔をしてたんで、マズったかなって思ったけど、でもまあ、どいたんです」とユーモアを交えて語った。

 しかしMCのバナナマン設楽統から「勇退ということは、まだ出る可能性が残ってる」と指摘されると、「あ、そうだ!」と復帰への色気を見せて笑いを誘った。