9日に放送されたテレビ朝日「特捜9」(午後9時)第5話の平均視聴率が14・3%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 渡瀬恒彦さん(享年72)が主演したテレビ朝日系連続ドラマ「警視庁捜査一課9係」シリーズが、新たに「特捜9(とくそうナイン)」として生まれ変わり、寺尾聡演じる謎多き班長宗方朔太郎の元、「9係」にも出演していたV6井ノ原快彦が主演を務め、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正が演じた旧「9係」メンバーが再結集した設定で始まった。

 第1話は16・0%、第2話は15・4%、第3話は14・5%、第4話は13・8%だった。

 第5話は、高名な人形師・三橋涼子(大谷直子)の殴殺死体が自宅の工房で見つかる。近所では“子ども嫌い”として有名で日頃より子どもたちに厳しく接していたため、、学童クラブの指導員・酒井菜々子(篠原ゆき子)が保護者からのクレームを受けて定期的に涼子の自宅を訪ねていたが、この菜々子は涼子の夫で同じく人形師だった貴志(並樹史朗)が14年前に転落死した時の目撃者だったことが後になって判明。さらに、捜査を開始した直樹(井ノ原快彦)と新藤(山田裕貴)は事件の1週間前、涼子が小学校教師の西川大吾(タモト清嵐)と偶然再会していた事実をつかむ。大吾は子どもの頃、涼子に頼まれて五月人形のモデルをしたことがあると話したが、これも14年前。奇妙な一致が引っかかった直樹が大吾がモデルになった五月人形を調べると意外な事実が浮かび上がった、という内容だった。