昨年末にAKB48を卒業した渡辺麻友が主演するミュージカル「アメリ」(東京・天王洲銀河劇場ほか)が18日、初日を迎えた。

 真っ赤なドレスに包まれ、初舞台で主演を務める渡辺は「1年半前に(主演の)お話を頂いて、今日まであっという間だった。緊張、不安、ドキドキ、楽しみで、いろんな感情が交ざっている」と話した。

 昨年のこの時期はAKB48総選挙の開票直前で「あれ(総選挙)も特別な緊張感だったけど、今も同じくらいの緊張感です」と比較した。

 人気グループの看板を背負った重圧は和らいだが「正直なところ(卒業してから)不安の方が大きい。1人でやっていかないといけないので」と打ち明けた。

 それでも「舞台は生もの、自分自身が楽しむことが大事」と、自らを鼓舞するように明るく語った。

 同舞台は2001年に公開され大ヒットした映画「アメリ」を元に、昨年4月に米ブロードウェイで上映され、今回は日本初演となる。東京公演は6月3日まで。同7日から10日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。