女優、歌手、舞踊家として幅広く活躍した朝丘雪路さんの訃報に、芸能界から悲しみの声があがった。

 女優の久保田磨希は20日に更新したブログで、「また、大好きな方が亡くなった」と朝丘さんの訃報に触れ、「ロケの後にはお風呂も一緒に入り、『本当にボインちゃんですね笑』なんて、言わせてくれる大先輩。しばらく放心状態でした」「本当に可愛らしくて優しくておっちょこちょいで、でも芸の姿は勇ましい。大好きです」としのんだ。

 女優比企理恵は、自身のドラマデビュー作で朝丘さんの娘役を演じた当時を振り返り、「とってもチャーミングな方で、朝丘さんの周りは笑いが絶えなかったように思います。朝丘さんが、手鏡を手にしながら…『私、ど近眼だから、顔を鏡に近づけ過ぎて、この前なんか、鏡の外側からアイライン引いてたのよーあははは~! 笑っちゃうわよもうー』私の緊張をほぐしてくださったのか? それとも天然だったのか? それはそれは楽しいエピソードが満載で…いつも明るい現場にしてくださった朝丘さん。闘病されていたこと…知りませんでした。認知症は、本人も周りも壮絶だと聞きます。これからは、どうぞ安らかにお休みください」と追悼した。

 俳優の升毅は、05年放送のNHK連続テレビ小説「風のハルカ」で朝丘さんの息子役を演じた。「おっとり優しい母親役の雪路さん 撮影の合間でもおっとり優しい口調で色々なお話をして下さり 共演の私たちを和ませて下さったのを憶えている」と当時を振り返り、歌手の西城秀樹さん、女優の星由里子さんに続く訃報に、「昭和のスターが次々と…心よりご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。