ＴＯＫＩＯの国分太一（４３）が、アメリカンフットボールの悪質タックル問題で謝罪会見を行った日大選手の今後を心配した。

　２３日放送のＴＢＳ系「ビビット」は、アメリカンフットボールの定期戦での悪質な反則行為で関学大の選手を負傷させた日大の選手が行った記者会見の内容を取り上げた。当該選手は反則行為について監督やコーチの指示があったと明かしたが、「指示があったにせよ、やったのは私」と自らの責任であると強調。今後については「アメリカンフットボールを続けていく権利はないと思う。この先、アメリカンフットボールをやるつもりもありません」と語った。

　コメンテーターを務める青学大陸上部の原晋監督は、当該選手が今後について語った悲痛な思いに「やりたくないという理由が、日大フェニックスでやりたくないのか、アメリカンフットボールそのものをやりたくないのか、まだそこを整理されていないと思う。ただ僕は、彼はアメリカンフットボールを好きだと思います」と胸中を推し量り、「大学生というのはいろんな失敗を繰り返して大人になっていくものですから、そこだけは信じてほしいし、周りの大人も彼の味方にもなってあげてほしい」と、復帰を願った。

　ＭＣの国分は、当該選手の今後については日大アメフト部に在籍するほかの部員たちが「どういった判断」をするのかも大きく関わってくると私見を述べ、自身も不祥事を起こした元メンバー山口達也への対処に苦しんだ経験を重ね合わせるように「『戻ってこいよ』っていうことも大切なことだと思いますし、それもひとつチームプレーだと思いますし、長い目で見ていかないといけないと感じます」と語った。

　また国分は、当該選手が語った悲痛な言葉に「アメフトが大好きで、そしてあこがれの日大に入ったわけじゃないですか。そこで自分が好きだったアメフトが嫌いになっていってしまった。この責任は誰が取ればいいのか」とくやしさをにじませた。